【未経験者必見】ゲームプログラマーになるのは難しい?事前に必ず確認すべき3項目

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未来のエンジニア

ゲームプログラマーは難しいのかな・・・?

ゲームプログラマーを目指して専門学校に入学したにもかかわらず、プログラミングに大ハマりしてシステムエンジニアになりました、まかうみ(@makaumiblog)です。

この記事では、難しいといわれるゲームプログラマーになるために必ず知っておくべきことをご紹介します。

センスがないとゲームプログラマーになれない?
ゲームプログラマーを目指す前に確認すべき3項目!
まず初めに実践すべきこと!

「ゲームプログラマーは難しい。」

多くのサイトでこのように書かれているのを見かけますが、なぜ難しいといわれるのでしょうか?

こんな疑問に関して、ゲーム系専門学校に通い、ゲームプログラマーを目指す同期の死闘を目の当たりにした僕の実体験とともに正直にお話しします。

この記事を書いている僕は、ゲームプログラマーを目指して専門学校に入学しました。その後ゲームだけに限らないモノづくりに興味を持ち、SE志望に変更。某大手ゲーム会社から直接オファー頂くも、現在の職場に惚れ込んでいたため迷わずお断りした贅沢者です。

まかうみ

ゲーム業界での就職活動に苦しんだ同期の経験と反省点も一緒にご紹介します。是非ご覧ください。

目次

まず結論:本当に難しい!!

まず結論ですが、ゲームプログラマーになるのは本当に難しいです。

理由は至ってシンプルで、高度な技術力が求められるからです。

具体的な例を挙げるならば、プログラミングを学習している友達の中でも注目されるレベルの技術力がないと厳しいです。

参考に僕が通っていた専門学校の就職先の比率をご覧ください。

まかうみ在学時の就職率     

ご覧の通り、ゲームプログラマーの就職率は圧倒的に低いです。

実際にゲームプログラマーになれた僕の友達は、10人弱の仲良しグループの中でも特別注目を浴びていた3人のうち2人だけでした。

ちなみに某大手ゲーム会社から直接オファーを頂きながらも断った僕が、恥ずかしながら注目を浴びていた残り1人です。

もちろん他の人も諦めずに就活を続け20社以上は受けていましたが、殆どの会社は作品選考で不採用となってしまっていました・・・。

作品選考とは?

作品選考とは、自身で開発したゲーム作品をもとに合否が決まる選考です。

ゲームプログラマーの就活ではこの作品選考が選考の初期段階で設けられている場合が殆どです。
就活生にとってはこの選考が最大の難関となっており、ここを通過できずに諦める学生も少なくありません。

「入社後に勉強すれば良い!」

昨今のIT業界はこのような未経験でも歓迎している企業が多いですが、ゲーム業界は

「即戦力のみ歓迎!」

と言わんばかりの技術力を求められています。

IT業界の就活ではプログラミング経験が武器になりますが、ゲーム業界では経験があって当たり前です。

そんな難易度の高いゲーム業界だからこそ、人生の大きな分岐点で失敗しないために様々な戦略を考える必要があります!!

センスがないとゲームプログラマーになれない?

結論ですが、ゲームプログラマーは業界を理解し、適切に勉強すれば問題なく手が届く職種です。

なぜなら、中小規模の会社であれば十分に狙うことが可能だからです。
上述した「周りから注目されるレベル」が必要なのは、競争率の高い大手会社を狙う場合の話です。

まずはゲーム業界について理解する必要があります。
ゲーム会社は大きく分けて、

・パブリッシャー
・デベロッパー

の2つに分けられます。

パブリッシャーとデベロッパーの違い

パブリッシャー・・・ゲームタイトルを企画、販売、リリースする。有名なパブリッシャーは開発部門を自社で持っているところも多い。

 例)
 ・任天堂
 ・スクウェア・エニックス
 ・コナミ

デベロッパー ・・・メインはパブリッシャーが企画したゲームの開発。もちろん自社で企画することもある。

 例)
 ・ゲームフリーク(ポケットモンスター)
 ・サイバーコネクトツー(鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚)
 ・プラチナゲームズ(バビロンズフォール)

一般的に知られている有名会社の多くはパブリッシャーにあたると思います。

パブリッシャーは競争率が非常に高く、実務未経験から目指すにはさすがに壁が高すぎます。

大手デベロッパーも求められる技術力が高い傾向にあるため、狙うにはまだ高いです。

そこで狙うのが、中小規模のデベロッパーになります。

各ゲーム会社形態の難易度比較表

そもそも世間的にゲームプログラマーは難しいといわれる理由は、多くの方が「好きなゲームを作っている会社しか狙わないから」です。

好きなゲームの開発に携われる会社には、実務経験を積んでから転職で目指すべきです。

まずは身の丈に合ったレベルの会社へ就職することを目標にしましょう。

まかうみ

実は魅力的な中小規模のゲーム会社もたくさんあるので、ぜひ調べてみてください!

ゲームプログラマーを目指す前に確認すべき3項目!

ここまで読んでくださった方は

「ゲームプログラマーは諦めるしかないのか・・・。」

と、半ば絶望しているかもしれません。

そんなゲームプログラマーの卵の方々に向けて、事前に確認すべき3項目をご紹介します!

1.プログラミングとの相性が良いか

ゲームプログラマーを目指す方に多く勘違いされていることですが、ゲームを遊ぶことと作ることは全くの別物です。

つまり、必ずしもゲーム好きな人がゲームを作ることも好きとは限らないということです。

よくある失敗として、遊ぶことが好きだからといってプログラミングを知らないまま専門学校に入学するパターンです。

最初こそやる気に満ち溢れていますが、プログラミングを苦手、不向きと感じ始めてからだんだん制作意欲を失い、勉強に使っていた時間がいつの間にかゲームを遊ぶ時間に変わっています。

ただでさえ高い技術力を求められているゲームプログラマーになるためには、「大学の授業でプログラミング勉強しました!」といった方のレベルよりもさらに深く学ばなければいけません。

だからこそ、プログラミングを好きになれるかなれないかは非常に重要なポイントです。

2.第2志望の職種がプログラミングを活かせる職種であるか

ゲームプログラマーは未経験の方が目指すにはハードルの高い職種ではありますが、
その難しさゆえ目指す過程である程度のプログラミング能力は得られるはずです。

そこでもしゲームプログラマーになれなかった場合に、せっかく時間をかけて学習したプログラミングを活かせない職種を第2志望とするのでは就活の戦略としては博打要素が強まってしまうと思います。

また、プログラミング学習には自己投資として少なからず費用が掛かります。

もちろん費用を掛けず学ぶこともできますが、無料サービスから学べる知識には限度がありますし、未経験の方にはお勧めしません。

もし第2志望としてIT系エンジニアなどプログラミング能力を活かせる職種を考えているのであれば、掛けた費用や時間が就活で活かされる機会も増えるため、就活戦略としても非常に効率的だといえるでしょう。

まかうみ

まさに僕がゲームプログラマー志望からシステムエンジニア志望に変更して第一志望の企業に入社できた成功例だと思います!

3.有名どころの会社だけを志望していないか

ゲームプログラマーを目指す方には、好きなゲームを作っている有名会社に入りたいと考える方も少なくありません。

もちろんその方がモチベーションにも繋がるので、願望として考えておくのは良いかと思いますが、実務未経験の方で最初から有名会社に入るには相当な努力と並外れたセンスがないと難しいです。

実際に僕の同期も大手の会社を中心に受けていたため、なかなか内定を得ることが出来ず、就活シーズンを過ぎてからもだらだらと就活を続けてしまっていました。

ゲーム業界には一般的に名前を知られていないゲーム会社も多く存在します。

有名どころの会社を目指すのと同時に、そういった中小規模のゲーム会社も一緒に考えておくことで、ゲームプログラマーになれる確率も一段と上がります。

実務経験を積んでいけば、ステップアップとして大手のゲーム会社への転職の可能性も広げられるので、まだゲーム業界の研究を始めていない方はぜひ調べてみてください。

まず始めに実践すべきこと!

プログラミングとの相性診断♡

まずはプログラミングに触れることが重要です。
なぜなら、プログラミングには向き不向きがあるからです。

もし触れてみて合わなかった場合、ゲームプログラマーを目指すか悩んだ時間がもったいないですよね。
軽く試すだけであれば無料サービスの範囲で全く問題ないため、重い腰を上げて触れてみましょう!

と、ここで新たに勉強を始められる方にありがちな勘違いを1つご紹介します。

ゲームプログラマーを目指す方によくある勘違いとして、プログラミングではなくゲームエンジンを勉強される方がいますが、ここでの目的とは合わないため不適切です。

ゲームエンジンとは?

ゲームで頻繁に利用される処理、振る舞いを組み込んだソフトウェア。
ゲームでよくあるコンテンツをプログラミングせず画面操作だけで簡単に実装できます。3Dの描画処理や衝突判定などもゲームエンジンがあればコードを書く必要がありません。

代表的なゲームエンジン・・・Unity、Unreal Engine
利用されているゲーム・・・ポケモンGO、原神

ゲームエンジンはゲーム開発において多くの会社で使用されています。

そのためゲームエンジンの勉強もいずれは必要ですが、今回重要なのは圧倒的につまづきやすいポイントであるプログラミングに触れることが大切です。

まずはゲームエンジンではなく、プログラミングから勉強しましょう。

ちなみに、プログラミングはそれを使わない職種でも、学んでおくことだけでメリットがあります。

まかうみが思う最大のメリットは、プログラミングで開発できるシステムをイメージできることだと思います。

今皆さんの身の回りにあるシステムのほとんどはプログラミングで出来ています。

プログラミングを学ぶことでITリテラシーが向上し、

・日々の作業においてシステム化することが出来るかが分かる
・簡易ツールを作成して、自身の作業効率を向上させる

といったことが期待できます。

ゲームプログラミングの学習はIT系でもバリバリ活かせる

「ゲームプログラミングを勉強して、IT系でも活かせるの?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

安心してください。今まさにまかうみが活かせています。

主な違いはプログラミング言語です。

ゲームプログラミングで用いられる言語はC++など比較的初心者には難しいとされる言語になります。

基本的にプログラミング学習において、1,2言語を学習すれば他言語の習得はさほど時間はかかりません。

ゲームプログラマーを目指す方は、まずゲームプログラミングを学習して基礎を身につけ、IT業界に進む場合はその会社で使用されている言語を後ほど勉強しましょう。

なので、ゲームプログラマーを目指すか悩まれている方でまだプログラミング未経験の方は、今すぐ学習を始めましょう!!

まかうみ

悩む前にまずはプログラミングに触れてみましょう!!

まとめ

昨今では小学校、中学校、高等学校でプログラミング教育が必修化されました。

今やプログラミングは一般教養。

ありがたいことに世の中には独学で学べるオンラインサービスが充実しています。

プログラミング未経験でも、必要な勉強をすればゲームプログラマーは十分目指せます。

まずはプログラミングに触れてみて、相性の判断をしてみましょう!

まかうみ

プログラミングの楽しさをぜひご体験ください!!

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この記事を書いた人

横浜のIT企業で働く若手SE(システムエンジニア)。
高校は文系コース、大学はゲーム専攻で卒業。
毎日プログラミングで何かしら作ってます。

ITエンジニアを目指す、文系でプログラミング未経験の弟、親戚の子達に向けて記事を書いています。

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